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ユーミンにまつわるエトセトラ
今までユーミンの良さがまったくわからなかった。
ていうよりある程度は音楽的に好きな曲もあるにはあるんだけど、なんつーかイメージがバブリーで恋愛のカリスマを自称してて、いけ好かない月9ドラマ好きな安っぽい女子に安っぽい夢を提供するような「あたしってトレンドセッター?」的な偏見を持っていたのだ。
もちろん好きな曲もあった。中1の時に初めてラジカセを買ってもらって、土曜の昼下がりにやってたFM東京でコーセー提供のトップ10番組を”エアチェック”してた時、「メトロポリスの片隅で」が流れてきて「おおっ!!」と思ったのが出会いであった。
テレビに出ないことと、しゃべる声と歌う声のギャップが凄いと思ったのが印象に残っている。
そして別の番組でゲストに来た時にDA•DI•DAの曲を1〜2曲流したのを聴いてメロディラインがめちゃかっこいいと思ったのもつかの間、バブルと歩調を合わせるように次々と発表されるその後のアルバムがボディコンとハイヒールとスキーウェアなビジュアルとともにトレンディな匂いを放ちはじめ、生理的な嫌悪をもよおすようになっていった。

ところがである。ポッドキャスト番組「あなたのおしゃれを守ってあげたい」を先日聴いていて、それが誤解であることに気付いたのである。まさにコペルニクス的展開とはこのことで、実は鼻についていたのはユーミンの取り巻きというか、接近してきて「あたしってユーミンと価値観共有してるし、一歩上だしワンランク上だし」的な人たちのほうであることが判明したのだ。ユーミンはファッションがださくても似合ってればかっこいいというような発言をしているのに、聞き手のスタイリストみたいな人はついていけないようなのだ。そして周回遅れ的なファッションをありと言っている部分もあって、実は案外アグレッシブな発言する人だなあと思わせた。

ちょっと初期のアルバムとか聴いてみようかな。

http://reco.jfn.co.jp/podcasts/tokyo/yuming/
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by skdob | 2006-08-31 12:18 | 音楽
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