最近ご無沙汰ぎみの大プッシュ音楽紹介。
昨年あたりから個人的には静か目で大気感のある
エアビエントがキーワードになってるのだけど(my造語)、
今年もその流れは止まらない感じ。
あとはピアノは好きなものと嫌いなものが
はっきり分かれてきたように感じる。
まずイチオシはセッション&フィールドレコでの
即興感がたまらなく和ませてくれるenami Taisuke。
“Hill”というアルバムが激ハマリ系だった。
甘すぎないサジ加減はセンスの塊としか言えない。
つかこの手の音にしては女にモテようとしてない感じまで
伝わってしまうのが音楽の饒舌さだと思う。
enami Taisuke myspace
次はミニアルバムCarved By Glaciersが素晴らしい出来だった
Lymbyc Systym。90年代ポストロック(例えばトータスあたり)の
アカデミックな懐かしさも感じつつしっかりGスポットをつきまくる
絶妙さは、真摯に音楽に向き合う仙人タイプに違いない。
あんまり良く知らないのでこの辺で。
Lymbyc Systym myspace
最後はイタリアのノイズマエストロ、MAURIZIO BIANCHI。
70年代から活動されてた大御所だそうで、今回はSELF PORTRAIT
という内省的なアルバムの紹介。この音色、時空の歪み感はツボ。
過去作品を通してもリビドー全開な絶叫とかはなく、とても理性的に
耳障りの良さを追求しているように感じてめちゃ知的な印象。
絶対リスペクトできる人物だと思うので会ってみたい気がする。
MAURIZIO BIANCHI - "THE SELF PORTRAIT OF M.B.試聴
MAURIZIO BIANCHI myspace