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「知の衰退」からいかに脱出するか?  大前研一
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著名な経済評論家やアナリストの多くが金融危機を予見できなかった(もしくは立場上できなかった)くせに、大不況が訪れた途端に大衆の不安につけ込んで今が稼ぎ時とばかりに颯爽と本を乱筆中という現実がある。なのでもうこの手の本は最近は立ち読みすらしないけど、通読してだいたいの骨子は共感できたので紹介。所詮は学者やアナリストなんて財界や大資本の太鼓持ちでしかないが、大前研一も同様だけどPODCASTを通して真の国際人としてチャレンジングな姿勢と視野の広い分析力にシンパシーを感じていた(ややネオリベ系の人だしアメリカ型金融主義を賞賛してたので全てに賛同するわけではないが)。

本書の趣旨は我々日本人が「ブレインフリーズ(思考停止)」に陥ってしまい、「自分の半径3m以内にしか関心を持たず」、「考えない人間」が量産されてしまった絶望的な状況をB層にもわかる程度にわかりやすく解説したものである。“お上(政府・企業・金融機関・メディアなど)”に期待できずにそそくさと失望するくらいなら、自分の頭で考え自分で行動すればいいじゃないかと自立を促すような内容となっている。それには最も大切なこととして「疑う力」が必要と説いている。とにかく現在日本で起きてるあらゆる閉塞状況の原因がこの一点に集約されることは自分も感じてたので、安易な処方箋ではなく根源的な突破口として本書を読まれることをお薦めする。

大前研一 Wikipedia
by skdob | 2009-02-04 16:49 | 政治・経済
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