「ARCHITECT JAPAN 2009 ARCHITECT 2.0 WEB世代の建築進化論 」を
観てきた。テーマはWEB社会ともいえる環境下で都市と建築はどのように
変化していったのかというものであったが、もうこの手の建築家たちによる
問題意識の創出と解決にはリアルな現実問題を直視するようなものはなく、
単にイケてるデザインとはなにか?というような、最先端な俺たちの今の気分は
こんなです。的な感じだった。でももうすでに建築家に期待できる範囲というのは
個々の建物のディテールをセンスよく見せることや、劇的ビフォーアフターばりに
「まあ、なんてことでしょう!」的職人芸に専念するくらいで、下手に都市計画とか
街作りとかに口出しすべきではないように思うので、まあそれはそれでそれなりに
J-POP感覚で楽しめた。でもほんとは田村明とか浜野安宏とか、プロデューサーが
本当の策定者が脚光を浴びる時代が来ないといけないと思うんだけどね。。。